"江戸のトリビア"の記事一覧

江戸の頃から変わらぬ空を、今年も泳ぐよ鯉のぼり

徳川家の端午の節句の模様を想像して描かれた、『江戸砂子年中行事 端午の図』(一部)。 絵の右上に見えるのは、元気よく泳ぐ真鯉と黒猫こまち鯉。 町人階級の縁起物 紙製鯉のぼり 江戸時代初期から男子のいる武家では、端午の節句に家紋入りの絹幟や五色の吹き流しを揚げるのが習わしとなりました。邪気を避け、わが子の息災を祈念す…

続きを読むread more

令和最新版・「1両・1文」は現代だといくら?

「猫に小判」と申しますが…。 いやいや、猫にとっても1両小判は大変な値打ちがあるもの。 もらっといた方がいいですよ、こまちお殿様。 江戸時代の通貨 「金」と「銭」の関係は? 江戸の通貨は「金・銀・銭」の三貨制度。 計数通貨である金と銭の交換比率は、幕府開闢直後に 「金1両=銭4,000文」 と定められました。 …

続きを読むread more

火事と同じくらい恐れられた、江戸時代の強風

仕事帰り、楽しみに寄席へ行ってみたら…。 表の立札に今日の興行は「強風のため十八時まで」とあって、驚く黒猫こまち。 ”風が吹けば桶屋が儲かる”というのは聞いたことがありますが、「風が吹いて寄席休み」とはいったいどういうことなのでしょうか? 火事慣れしていた 人口密集地の江戸っ子たち 「火事と喧嘩は江戸の華」。…

続きを読むread more