わが家の黒猫が、3DCGで動き出す!~無料で高機能アプリ『Blender』で作る、楽しいアニメーション~
8月も立秋の声を聞くと、気になってくるのが「夏休みの宿題」。
良い子の皆さんは、ため込まないで計画的に進めているかな?
かねてよりの懸案
「3DCGアニメ」製作
「3DCGアニメ」製作

図書館でかき集めた参考書とパソコンを前に、ねじり鉢巻きの私。
挑戦しているのは、当ブログでかねてより公開したかった「3DCG」アニメーション。
CGはディズニー映画『トイストーリー』あたりから、アニメの1ジャンルとして市民権を得た感があります。
もちろんそんな名作には及ぶべくもありませんが、共同執筆猫こまちを一度立体アニメで皆様の前にお目通りさせたい。
そう思って今年3月以来、少しずつ勉強を重ねてきた3DCG製作アプリケーション『Blender』。

2021年8月時点での最新バージョン、2.91.2。

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高機能・軽快な動作性・そしてもちろん、完全無料!
地道に加工・彩色
まずはモデル作りから
まずはモデル作りから
本記事はBlenderの解説が目的ではありませんので、ごくごく呑気に”デジタル日曜大工”の流れをイラストとともに綴っていくといたしましょう。
アプリを起動直後の作業画面中央には、デフォルトで立方体が一つ置かれています。

このほかに球体・三角錐・円錐などなど…、網目で囲まれた「メッシュ」オブジェクトを適宜追加。


それを切ったり貼ったり、削ったりくっつけたりでモデリングしていきます。
操作に慣れてくると、だんだん形ができてくる過程が楽しくなるのですが…。
最初は各オブジェクトの「頂点」「辺」「面」の扱いがなかなかのみ込めず、これだけの形を作るのに3日かかってしまいました。


球と円錐を組み合わせたこのオブジェ・こまちの頭部のつもりなのですが、言われないと当猫もそれとわからないようです。
素体に色を着け、
簡単に動かしてみた!
簡単に動かしてみた!
この頃はまだ「面の押し出し」「ループカット」などの便利なテクニックはとても使いこなせず、目鼻口を別オブジェで作製・顔面に埋め込み。
その素体に着色すると、 なんとなくこまちらしきものの頭部が出来上がり。


このあとまだ胴体・手足しっぽを作らなければならないのですが、モデリングが済んだらそれを動かしてみたいのは人の性。
とりあえず顔だけをぐるりと回転させてみたのが、こちらのアニメーション。

女房や娘からは
賛否取り混ぜての感想が聞かれた、私にとって初めての3DCGアニメ。
賛否取り混ぜての感想が聞かれた、私にとって初めての3DCGアニメ。
黒猫の全身、
満を持して再モデリング
満を持して再モデリング
それからしばらく体調の関係で細かいパソコン作業しづらい時期が続き、3DCGこまちはお蔵入りとなっていました。
最近身体の方も元気になり、8月の仕事が超ヒマな時にもっとBlenderに慣れておこうと決意。
そこから始まる、冒頭イラストのように参考書と首っ引きの日々。
ネット上にはBlenderの使い方に関する情報が沢山上がっていて、そちらにもいっぱい助けてもらってます。
でもやはり、紙媒体で覚えたことの方が着実に身に付くような気が。
またこういったデジタル関連教本はサイズが大きく、お値段もお高い。
アプリに習熟してしまえば、小説と違ってそうそう読み返すものでもありません。
アプリに習熟してしまえば、小説と違ってそうそう読み返すものでもありません。
こんな時こそ、近隣の図書館を有効活用!
借りてきた資料を傍らに、再び3Dこまち作りに取りかかります。
前回作業時からかなりブランクがあったので、基本的なことからもう一度スタート。
1週間ほどで、こまちの全身をなんとか組み上げ。


3DCG黒猫、大地を駆ける!
モデリングの次は、いよいよアニメーション。

今回はもっと単純に、手足としっぽ・目の移動回転だけで動作付け。
黒光りするこまちのモデルを、作業画面のスタート位置に配します。


ここから手足を振って8歩前進、しっぽと目をくるりんとさせる5秒弱のアニメ。
うまく、動いてくれるかな。
ドキドキ…。
ドキドキ…。


次回は骨を入れて
さらにバージョンアップを
さらにバージョンアップを
お粗末さまでした…。
3DCGアニメはデータ量が多いので、GIFでブログに埋め込むにはこの長さと動きでいっぱいいっぱい。
本当はひげや耳・胸元のリボンなども揺らしてみたかったし、照明の当て方もまだまだ工夫しなくてはいけません。
でもとにかくまだ”習作第1号”ですから、至らぬ点はご容赦ください。
これからもっとBlenderを勉強して、次回はぜひ身体にボーンを仕込んだこまちを動かしてみたいと思います。



お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
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