前世で会っていた、我が家の愛猫?~黒猫こまち成長記①
口をきけない生き物との出会い。
一緒に住む相手を選べない彼・彼女たちとの縁は、ときとして人間どうし以上に不思議でドラマチックなことも。


娘が「黒猫の女の子がいい」
当ブログを手伝ってくれる、
我が家の黒猫こまち。
推定誕生日2016年6月6日、
今年で4歳になります。
我が家の黒猫こまち。
推定誕生日2016年6月6日、
今年で4歳になります。
旅先から帰った私が初めて彼女と会った時の印象は、黒猫は 撮りづらいけど 愛おしい で少し触れております。
今回は、彼女を引き取るにいたったいきさつについて。
その年の夏、親しい獣医さんから
近所で産まれたばかりの仔猫4匹を保護した方が、里親を募集してるよ。児山さんとこはこにちゃん(先代猫)が亡くなってもう半年以上たつから、そろそろ新しい子お迎えしてもいいんじゃない?一度会うだけ会ってみたら。
すすめられた女房と子どもたちが、面接の日を決めて仔猫たちがいる動物病院へ出向きました。
何かに驚いて逃げてしまったお母さん、残された4匹の仔猫たち。


はち割れ兄弟と、黒猫のお兄さん。この時こまちは、女房に抱かれています。


ち、小さい…。
最初私たち家族は、「はち割れ君がいいな」とひと目惚れ。まだ目が開いて間もない頃から、なかなかのイケメンだったのです。
しかし迷っているうちに、彼は千葉の希望者のうちの子になることが決定。
仔猫を保護した方が
「はち割れの子どっちかは、
うちで引き取らせて」
「はち割れの子どっちかは、
うちで引き取らせて」
おっしゃってましたので、この時点で我が家の選択肢は黒猫兄妹のどちらかに絞られました。
お兄ちゃんの方がその時は人懐こくて、家族の印象は良かったそうです。
末っ子のこまちは、身体も小さく目だけがキョロキョロ。 その頃から、口元が齧歯類みたいでした。
しかし最終的には、抱かれた時に人間に向ける訴えるような眼差し。
その目に射抜かれた娘の
「決めた!この子がいい!!」
鶴のひと声で、黒猫女子を迎えることに。

「決めた!この子がいい!!」
鶴のひと声で、黒猫女子を迎えることに。

「こまち」は当時漫画・アニメの『千早ふる』が好きで、百人一首に興味があった倅の命名です。
実はずっと以前に会っていた?
今回の記事を書くにあたり女房が撮った紙焼き写真を使いたいので、「何枚か出しといて」頼んでありました。
昨日の朝その女房が、
「お父さん、こんな写真あったよ!
私もすっかり忘れてたー!」
持ってきた画像を見て驚きました。
「お父さん、こんな写真あったよ!
私もすっかり忘れてたー!」
持ってきた画像を見て驚きました。
福島県いわき市の、女房の実家に家族で行った時のこと。
筋金入りの猫好きが揃っている、いわきのうちの人たち。 常に外飼い猫が3匹以上いるという「昔から猫を絶やしたことのない」ご家族。
猫たちに囲まれて、喜んでいる幼き日の娘。

おや、もう1匹黒猫もやってきました。

海へ行って遊び晩ご飯に焼肉をお腹いっぱいご馳走になった娘は、枕に頭がつくやいなや爆睡。
あくる朝、窓から差し込む明りに目を覚ますと…。 布団の上に、黒猫が一緒に寝ています。

娘は寝起きの顔なので、モザイクを。
みんな野良だった時期が長い子ばかりで、いわきのうちの猫はこんなことは一度もしたことがないそう。
「よーっぽど、 みさきちゃん(娘の名)
のことが気に入ったんだねぇー」
祖母が感心してました。
のことが気に入ったんだねぇー」
祖母が感心してました。
その黒猫、 目のキョロンとしたところ。 胸に白い差し毛があるところ。 こまちに、よく似てます。

12年後にこまちを選ぶことになる娘は、こんな小さい時にその前身と会っていたのでした!
似たような猫は、
いくらでもいるけれど…
いくらでもいるけれど…
そんなおとぎ話みたいなこと、 あるわけないだろ。 似たような見た目の猫なんて、 そこいらにざらにいるじゃないか。
そうおっしゃいますか?
それでは、この画像を。

それでは、この画像を。

いわきの黒ちゃんがお気に入り、 魚屋さんのトロ箱。

満足しきって箱にはまっている様子、
何か企んでいるような目つき。
何か企んでいるような目つき。
金沢のお寿司屋さんが送って下さった鰆の昆布締め(と箱)を物色するこまちと、姿がだぶりませんか?




「生まれ変わり」には夢がある
輪廻転生
生まれ変わり
リーインカーネーション
前世の記憶・・・
夢物語だと言う方が多いでしょう。
生まれ変わり
リーインカーネーション
前世の記憶・・・
夢物語だと言う方が多いでしょう。
でも宗教や哲学のことは置いといて、私は「生まれ変わり」ってあると思います。
今の生を終えたその後、
いつかほかの時代と場所で。
別の生を受けて、また新しく歩き出す。
いつかほかの時代と場所で。
別の生を受けて、また新しく歩き出す。
一度別れた命とも、
いつかまた違う形で再会できる。
いつかまた違う形で再会できる。
そう考えた方が夢があって、生きるのが楽しくなるような気がしませんか?
だから私は、こまちはあの時の黒猫が空の上から私たちに会いに来てくれたんだと。そう信じることにしました。


お帰り、黒猫こまち。
これからの一生も、よろしくね。
これからの一生も、よろしくね。
私たちも、少しでも君の良き同居人でいられるよう日々心がけるからね。
うん、だったら今すぐCIAOちゅ~るちょうだい?
さっき、ご飯食べたばっかりじゃないか!

お開きまでお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
まことにありがとうございます。
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入船亭扇治拝
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