イラスト世界に遊ぶ猫が、あの名作漫画を連れて来る!
完全室内猫のこまち。
でもイラストの中では、
どこへでも行けて自由自在。
でもイラストの中では、
どこへでも行けて自由自在。
こまち、因縁をつけられる?
秋晴れの一日、
こまちは近所の公園へお散歩に。
お日さまさんさん、
風はそよそよ。
ヒゲと全身で、
穏やかな空気を満喫。
ああ、気持ちいい。
そろそろ、お弁当広げようかな。
と、突然。
日差しが急に陰ったと思ったら…。
目の前へ、
雲つくように大きなワンちゃんが!

こまちは近所の公園へお散歩に。
お日さまさんさん、
風はそよそよ。
ヒゲと全身で、
穏やかな空気を満喫。
ああ、気持ちいい。
そろそろ、お弁当広げようかな。
と、突然。
日差しが急に陰ったと思ったら…。
目の前へ、
雲つくように大きなワンちゃんが!

ハスキー犬、気は優しくて力持ち
こまちの数倍はある巨体に、
隈取りくっきりのいかつい顔。
噺家の橘家文蔵みたいに、
怖そうな犬に声かけられて。
冷や汗かきかき、
しどろもどろで答えるこまち。
「ちっこいの。
この公園は ワシが仕切っとるの、
知らんのかい。
ここを通るんならショバ代に、
CIAOちゅ~るの一袋も
置いていかんかいオラーッ!」
脅かされたらどうしよう…。
こんなことなら、
うちにいればよかったかな…。
ドキドキしているこまちのそば、
トコトコ寄ってきた文蔵犬。
こまちに向かって
大きく口を開けて…
隈取りくっきりのいかつい顔。
噺家の橘家文蔵みたいに、
怖そうな犬に声かけられて。
冷や汗かきかき、
しどろもどろで答えるこまち。
「ちっこいの。
この公園は ワシが仕切っとるの、
知らんのかい。
ここを通るんならショバ代に、
CIAOちゅ~るの一袋も
置いていかんかいオラーッ!」
脅かされたらどうしよう…。
こんなことなら、
うちにいればよかったかな…。
ドキドキしているこまちのそば、
トコトコ寄ってきた文蔵犬。
こまちに向かって
大きく口を開けて…
「いっしょに、遊ぼ!」
ああ、よかった。
意地悪なワンちゃんじゃなかった。
彼の犬種は、ハスキー犬。
強靭な身体に、
フレンドリーな性格。
もともとは寒冷地で、
そりをひくのが仕事だったワンちゃん。
まさに、気は優しくて力持ち。
自分よりずっと小さいこまちに、
「背中へ乗んなよ」
気さくに声をかけてくれます。
えっ、いいの?!
ありがとう、じゃあ乗っけてね!

(※注:スマートフォンでは、GIF画像が
縦画面に入りきらないことがございます。
お手数でも
いったん横画面にしていただくと、
全画面表示されます。)
こまちと優しいワンちゃんが、
遊びに行っている間に。
本題に入りましょうか。
でももう皆さま、
今回のテーマおわかりですよね?
気のいいハスキー犬とくれば、そう。
佐々木倫子・作
『動物のお医者さん』
満を持して当ブログ初登場!
意地悪なワンちゃんじゃなかった。
彼の犬種は、ハスキー犬。
強靭な身体に、
フレンドリーな性格。
もともとは寒冷地で、
そりをひくのが仕事だったワンちゃん。
まさに、気は優しくて力持ち。
自分よりずっと小さいこまちに、
「背中へ乗んなよ」
気さくに声をかけてくれます。
えっ、いいの?!
ありがとう、じゃあ乗っけてね!

(※注:スマートフォンでは、GIF画像が
縦画面に入りきらないことがございます。
お手数でも
いったん横画面にしていただくと、
全画面表示されます。)
こまちと優しいワンちゃんが、
遊びに行っている間に。
本題に入りましょうか。
でももう皆さま、
今回のテーマおわかりですよね?
気のいいハスキー犬とくれば、そう。
佐々木倫子・作
『動物のお医者さん』
満を持して当ブログ初登場!
コミカルで飽きない、動物漫画の金字塔
少女漫画誌『花とゆめ』誌上で、
1987~1993年に連載されたこの作品。
毎月一話完結の読み切り、
白泉社『花とゆめCOMICS』
に順次まとめられました。
私と女房は、連載当時からの
『動物のお医者さん』ファン。
コミックス12巻は今でも、
我が家の家宝。
家族で定期的に手にとって、
動物と人間たちのコミカルストーリー。
毎回初めて読む時のように、
楽しませてもらっています。

~漫画『動物のお医者さん』
あらすじ ~
舞台は北の大地、札幌。
幼い頃から動物好きの主人公・
西根公輝
(まさき・通称「ハムテル」)。
不思議な縁に導かれ、
地元H大学獣医学部に進学する
彼を待っていたのは。
さらにさらに、
大学の動物病院を日々訪れる
患畜たちをはじめ。
ハムテルと愉快な登場人物が織りなす、
コミカルなストーリー。
全119話、
どれをとってもハズレ無し。
笑いの中に
生き物(人間を含む)への、
作者の優しい眼差しも感じられる。
動物と一緒に暮らす人はもちろん、
そうでない方にも。
未読だったらぜひ触れていただきたい、
上質の佐々木倫子ワールド。
のうち、
文庫版は今でも新刊で入手可能。
各種漫画サイトでは、
電子書籍版も配信されています。
といった気になるキャストで、
2003年にはテレビドラマにも。
こちらは2020年11月現在、
等で配信中。
1987~1993年に連載されたこの作品。
毎月一話完結の読み切り、
白泉社『花とゆめCOMICS』
に順次まとめられました。
私と女房は、連載当時からの
『動物のお医者さん』ファン。
コミックス12巻は今でも、
我が家の家宝。
家族で定期的に手にとって、
動物と人間たちのコミカルストーリー。
毎回初めて読む時のように、
楽しませてもらっています。
~漫画『動物のお医者さん』
あらすじ ~
舞台は北の大地、札幌。
幼い頃から動物好きの主人公・
西根公輝
(まさき・通称「ハムテル」)。
不思議な縁に導かれ、
地元H大学獣医学部に進学する
彼を待っていたのは。
さらにさらに、
大学の動物病院を日々訪れる
患畜たちをはじめ。
ハムテルと愉快な登場人物が織りなす、
コミカルなストーリー。
全119話、
どれをとってもハズレ無し。
笑いの中に
生き物(人間を含む)への、
作者の優しい眼差しも感じられる。
動物と一緒に暮らす人はもちろん、
そうでない方にも。
未読だったらぜひ触れていただきたい、
上質の佐々木倫子ワールド。
のうち、
文庫版は今でも新刊で入手可能。
各種漫画サイトでは、
電子書籍版も配信されています。
といった気になるキャストで、
2003年にはテレビドラマにも。
こちらは2020年11月現在、
等で配信中。
落語にも通じる「間のいい会話」
フランス料理を扱った
『Heaven?』
新米看護師奮闘記
『おたんこナース』
など他作品に共通、
佐々木倫子ワールドの魅力と言えば。
今回は、
③について例を挙げてみます。
コミックス4巻収録のエピソード。
夏の暑い日、ハムテル宅の庭。
池のカエルの獲り方を、
後輩チョビに伝授するミケ。

『Heaven?』
新米看護師奮闘記
『おたんこナース』
など他作品に共通、
佐々木倫子ワールドの魅力と言えば。
今回は、
③について例を挙げてみます。
コミックス4巻収録のエピソード。
夏の暑い日、ハムテル宅の庭。
池のカエルの獲り方を、
後輩チョビに伝授するミケ。
白泉社刊 花とゆめCOMICS
『動物のお医者さん』4巻より抜粋
『動物のお医者さん』4巻より抜粋
一生懸命教える姉御肌のミケと、
あまりやる気のない、
おっとりしたチョビ。
両者のボケとツッコミの呼吸、
そして仲の良さが伝わってきませんか?
キャラクターのネーム(吹き出し)
だけではなく、
地の文(説明)
も実にいい味出してます。
カエルはどうでもいいチョビに、
実演を見せようと。
虎視眈々、池の水面を狙うミケ。
白泉社刊 花とゆめCOMICS
『動物のお医者さん』4巻より抜粋
『動物のお医者さん』4巻より抜粋
のどかな夏の庭にいきなり、
「攻撃範囲」という尖った表現。
そのミスマッチが、笑いを呼びます。
噺家として、
この間の良さは見習いたいもの。
「佐々木倫子調ネーム」入り、猫の加工写真
とにかく
「佐々木倫子節」
が大好きな私。
窓から外を見るこまちの写真、
台詞をつけて4コマ漫画風に。
夏のある日、
我が家の庭を仔細げに眺めるこまち。
その後ろ姿は、なに思う?
風にそよぐ草を愛で、
虫たちの歌声に耳を傾けているのか。
いやいや、
そんな風流なものではなくて。
案外猫って、
こんなことを内心思っているのかも。
「佐々木倫子節」
が大好きな私。
窓から外を見るこまちの写真、
台詞をつけて4コマ漫画風に。
夏のある日、
我が家の庭を仔細げに眺めるこまち。
その後ろ姿は、なに思う?
風にそよぐ草を愛で、
虫たちの歌声に耳を傾けているのか。
いやいや、
そんな風流なものではなくて。
案外猫って、
こんなことを内心思っているのかも。
①


②

③


④


以前Twitterにこれを投稿した際、
「2枚目の写真のこまち、
『動物のお医者さん』
このシーンのミケみたい」
と呟いたら。
多くの方から、
「そういう場面、あったあった!」
「懐かしいー、
久しぶりで読み返してみよう」
お声をいただきました。
訳あって菱沼さん宅へ、
レンタル猫として出張していたミケ。
数日して帰ってくると、
女ボスの監視がなくなった
ハムテル宅の庭は。
勝手によその動物たちが入り込み、
荒れ果てた無法地帯と化している。
その惨状を前に、呆然とするミケ。
もう一度加工写真②を見直してから、
こちらのひとコマご覧ください。

白泉社刊 花とゆめCOMICS
『動物のお医者さん』8巻より抜粋
『動物のお医者さん』8巻より抜粋
猫とハスキーのいる風景
まだ読んでいない人も、既読の方も。
『動物のお医者さん』
読みたくなってきませんか?
私は自分で記事書きながら、
もう一度読みたくて
うずうずしてきました。
それではここいらで、
今回は切り上げて。
秋の夜長、
ハムテルとチョビたちの物語に。
ゆったり、浸かるとしますか。
その前に、
ハスキー先輩と遊びにいったこまち。
呼んでこなきゃ。
おーい、こまち。
そろそろ帰るよー。
ハスキーさんには
また今度遊んでもらおうね 、
『動物のお医者さん』
読みたくなってきませんか?
私は自分で記事書きながら、
もう一度読みたくて
うずうずしてきました。
それではここいらで、
今回は切り上げて。
秋の夜長、
ハムテルとチョビたちの物語に。
ゆったり、浸かるとしますか。
その前に、
ハスキー先輩と遊びにいったこまち。
呼んでこなきゃ。
おーい、こまち。
そろそろ帰るよー。
ハスキーさんには
また今度遊んでもらおうね 、
こま…。

しーッ。
ちょとだけ、静かに…。

しーッ。
ちょとだけ、静かに…。
2匹の紡ぐ、楽しい夢。
もう少し、
起こすのは待つとしましょう。

お開きまでお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
もう少し、
起こすのは待つとしましょう。

お開きまでお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
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