真夏の猫の、見る夢は?
真上から太陽の光が、さんさんと降りそそぐ季節。
新型コロナウイルスの影響でこの時期特有の解放感とは無縁の夏となりましたが、子どもや動物たちは元気に暑い季節を満喫しています。
新型コロナウイルスの影響でこの時期特有の解放感とは無縁の夏となりましたが、子どもや動物たちは元気に暑い季節を満喫しています。
猫の書いたノート発見!?
連日の猛暑日にうだる東京。
低血圧で寒がり・冬よりは夏が好きな私ですが、年齢とともに暑さが身にこたえるように。 ましてやこの暑さですからねー。
こりゃ、冷たい発泡酒呑まないとやってられませんやね。
その晩も我が家でのんびり盃を重ね、早めに床に就きました。
真夜中過ぎ、喉が渇いて台所へ水を飲みに。
寒い夜は必ず女房の布団に潜り込むこまち、夏はさすがに人間のそばでは寝たがりません。
近頃お気に入りの、窓際の多目的ラックの最上段ですやすや。
寝がえりうつ時に落っこちんなよと声をかけ布団に戻ろうとすると、ダイニングテーブルの上に小さなノートが1冊。
広げてみると、金釘流の文字でなにやら書いてある。
なんだろうとざっと目を通して驚きました!
なんと黒猫こまちの書いた、
日記帳ではありませんか。
猫は20年以上生きるとネコマタという妖怪になりいろんな術を使うそうですが、完全室内飼いの猫は4年目で人間界の文字を会得したようです。
本当に、下手な字だけど。
こまちは寝しなに日記をつけているうちに眠くなり、ノートをしまい忘れて寝てしまったのでしょう。
猫の日記なんて、なかなかお目にかかれるものではありません。
他人(猫)の日記は見るものではないと言いますが、こちらは飼い主ですから。
少しくらいなら、いいでしょう。
なんとか判読したいちばん最近のページから、夏のこまちがどう過ごしているかをお伝えいたします。
低血圧で寒がり・冬よりは夏が好きな私ですが、年齢とともに暑さが身にこたえるように。 ましてやこの暑さですからねー。
こりゃ、冷たい発泡酒呑まないとやってられませんやね。
その晩も我が家でのんびり盃を重ね、早めに床に就きました。
真夜中過ぎ、喉が渇いて台所へ水を飲みに。
寒い夜は必ず女房の布団に潜り込むこまち、夏はさすがに人間のそばでは寝たがりません。
近頃お気に入りの、窓際の多目的ラックの最上段ですやすや。
寝がえりうつ時に落っこちんなよと声をかけ布団に戻ろうとすると、ダイニングテーブルの上に小さなノートが1冊。
広げてみると、金釘流の文字でなにやら書いてある。
なんだろうとざっと目を通して驚きました!
なんと黒猫こまちの書いた、
日記帳ではありませんか。
猫は20年以上生きるとネコマタという妖怪になりいろんな術を使うそうですが、完全室内飼いの猫は4年目で人間界の文字を会得したようです。
本当に、下手な字だけど。
こまちは寝しなに日記をつけているうちに眠くなり、ノートをしまい忘れて寝てしまったのでしょう。
猫の日記なんて、なかなかお目にかかれるものではありません。
他人(猫)の日記は見るものではないと言いますが、こちらは飼い主ですから。
少しくらいなら、いいでしょう。
なんとか判読したいちばん最近のページから、夏のこまちがどう過ごしているかをお伝えいたします。
こまち、夏の絵日記
8月10日 はれときどきくもり
今日もあついです。
こまちは毛がわをきているので、人げんよりもっとあつくてつかれます。

きょうは朝からむねがむかむかして、食べたものをもどしてしまいました。
うちのお父さんもよくトイレでげーげーやっていますが、あれはお酒をのみすぎたからです。
こまちのは、おなかにたまったみづくろいの毛だまを出すためですからお父さんとはちがいます。
あんなことになるのがいやなので、こまちはおとなになってもぜっ対お酒はのみません。
毛だまが出てすっきりしたけれど、ごはんと水も出ていってしまったのでおなかがすいてふらふらします。
お母さんが 「もう1回ごはんたべる?」 ときいてくれました。
おなかはすいてるのにあまりたべたい気もちでないのでうにゃうにゃ鳴いていたら、 「こまちは、また夏ばてだね」 お母さんが言います。
こまちは、夏ばてがなにか知っています。

きょ年の夏やっぱりごはんたべられなくなったとき、じゅう医さんに行っていたーい注しゃをうたれました。
夏ばては、こわいものです。
ごはんたべないとまた注しゃかな、でもふだんのごはんあまりたべたくないんだよなーと思っていたらお母さんが
「とく別に、ごはんに缶づめ入れてあげようか」。

えーっ、たん生日やお正月くらいしかくれない高い缶づめ、まぜてくれるの! ぜん言てっ回、缶づめがたべられるのなら、夏ばてもいいものです。
お魚のおいしいところがいっぱいのったごはんをたべて、こまちは元気百ばい。
あんまりうれしかったので、台どころのテーブルの上でぼんおどりをしました。

たくさんおどったらなんだかねむくなってきたので、ねることにしました。

お母さんが
「今からここで仕ごとするからどいて」
と言っていますが、早いものがちです。
だいたい、このテーブルはねこゆう先なんだからね。
ああ、おなかいっぱいでしあわせ。
らい年も夏ばてになって、
おいしいごはんがもらえるといいな。
では、おやすみなさい。
児山こまち
こまちは毛がわをきているので、人げんよりもっとあつくてつかれます。

きょうは朝からむねがむかむかして、食べたものをもどしてしまいました。
うちのお父さんもよくトイレでげーげーやっていますが、あれはお酒をのみすぎたからです。
こまちのは、おなかにたまったみづくろいの毛だまを出すためですからお父さんとはちがいます。
あんなことになるのがいやなので、こまちはおとなになってもぜっ対お酒はのみません。
毛だまが出てすっきりしたけれど、ごはんと水も出ていってしまったのでおなかがすいてふらふらします。
お母さんが 「もう1回ごはんたべる?」 ときいてくれました。
おなかはすいてるのにあまりたべたい気もちでないのでうにゃうにゃ鳴いていたら、 「こまちは、また夏ばてだね」 お母さんが言います。
こまちは、夏ばてがなにか知っています。

きょ年の夏やっぱりごはんたべられなくなったとき、じゅう医さんに行っていたーい注しゃをうたれました。
夏ばては、こわいものです。
ごはんたべないとまた注しゃかな、でもふだんのごはんあまりたべたくないんだよなーと思っていたらお母さんが
「とく別に、ごはんに缶づめ入れてあげようか」。

えーっ、たん生日やお正月くらいしかくれない高い缶づめ、まぜてくれるの! ぜん言てっ回、缶づめがたべられるのなら、夏ばてもいいものです。
お魚のおいしいところがいっぱいのったごはんをたべて、こまちは元気百ばい。
あんまりうれしかったので、台どころのテーブルの上でぼんおどりをしました。

たくさんおどったらなんだかねむくなってきたので、ねることにしました。

お母さんが
「今からここで仕ごとするからどいて」
と言っていますが、早いものがちです。
だいたい、このテーブルはねこゆう先なんだからね。
ああ、おなかいっぱいでしあわせ。
らい年も夏ばてになって、
おいしいごはんがもらえるといいな。
では、おやすみなさい。
児山こまち
今日のイラストは、猫の避暑風景
さすがに猫、人間とはまるで違う視点から書いてあって興味深い。
もっと読みたい気持ちを抑えてノートをそっとこまちの枕元(枕はしていませんが)に置いて、私も寝床に戻りました。
またネタが拾えるかとあくる日こまちが昼寝をしている隙に日記帳探してみたのですが、見つかりません。
読まれたことに気がついたこまちが、隠してしまったのでしょうか。
それとも呑み過ぎた頭が見せた、一夜の夢だったのかも。
ああ、絶対そっちですね。
いくら人間の気持ちがわかるようなそぶりを見せても、猫が字を書くわけありませんからね。
まあでも夢にもせよ、なんとなく楽しい気持ちにさせてもらいました。
まだまだ暑い日が続くけれど、朝晩無理なく遊んだり食事に気をつけたり。
お母さんもお父さんも、こまちが元気でいられるよういつも考えているからね。
今夜は寝る時クーラーつけるから、こまちはこんな夢でもみるのかな。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
この記事を書き終えてパソコンを閉じようとしているところへ、こまちが様子を見にやってきました。
「今日もこまちのこと書かせてもらったよ。ご協力ありがとう!」
声をかけるとこまち、
「ちょうだいね50ニャン(猫の世界の通貨)!」
返事をして軽やかに去っていきます。
はいはい、もちろん取材協力費としてお支払いしますよって…。
ええーっこまちおまえ今、人間の言葉しゃべらなかったか?!

お開きまでお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
もっと読みたい気持ちを抑えてノートをそっとこまちの枕元(枕はしていませんが)に置いて、私も寝床に戻りました。
またネタが拾えるかとあくる日こまちが昼寝をしている隙に日記帳探してみたのですが、見つかりません。
読まれたことに気がついたこまちが、隠してしまったのでしょうか。
それとも呑み過ぎた頭が見せた、一夜の夢だったのかも。
ああ、絶対そっちですね。
いくら人間の気持ちがわかるようなそぶりを見せても、猫が字を書くわけありませんからね。
まあでも夢にもせよ、なんとなく楽しい気持ちにさせてもらいました。
まだまだ暑い日が続くけれど、朝晩無理なく遊んだり食事に気をつけたり。
お母さんもお父さんも、こまちが元気でいられるよういつも考えているからね。
今夜は寝る時クーラーつけるから、こまちはこんな夢でもみるのかな。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
この記事を書き終えてパソコンを閉じようとしているところへ、こまちが様子を見にやってきました。
「今日もこまちのこと書かせてもらったよ。ご協力ありがとう!」
声をかけるとこまち、
「ちょうだいね50ニャン(猫の世界の通貨)!」
返事をして軽やかに去っていきます。
はいはい、もちろん取材協力費としてお支払いしますよって…。
ええーっこまちおまえ今、人間の言葉しゃべらなかったか?!

お開きまでお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
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