外出自粛で落語ロスのあなたに、噺家がwebからご挨拶!~千穐楽~
入船亭一門会、出演者メッセージ第3弾
中止となった上記の会出演者から、お客様へせめてもの感謝とお詫びの気持ちを伝えたいと始めたこの企画、今回でめでたくお開きとなります。
都合で扇好師からのメッセージは残念ながらございません。ご了承くださいませ。
他のメンバーの声は
で聴くことができます。
それでは、早速まいりましょう。
会の主催者として、まずは不肖私から。
司書という、芸人にはあまり得にもならない資格を看板に。
図書館でお呼びがかかれば駆けつける、本好きアニヲタ猫バカ噺家

扇治イラスト:河合じゅんじ 猫イラスト:入船亭扇治
入船亭扇治。
いちおう会主ということで責任もありますので、他のメンバーより長めになってすいません。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
おしまいまで聴いていただき、ありがとうございます。
トリを務めるのは、もちろんこの人。
しんがりに登場するのは、スケジュールの関係で最初から番組には入っていなかった芸人。
新型コロナウイルスの影響で、この会もかなりお客様の足が伸び悩みました。
そこで集客へのインパクト・大変な時に来てくださるお客様方へのサービスに繋がればと考えたのが、「当日意外な形でのサプライズゲスト登場!」という趣向。
一門会お休みの当人から事前にボイスメッセージをもらって、SNS上で告知。
本来なら当日の会で、高座からマイクを通してお客席にお届けする予定でした。会が開催されたことが前提の内容になっているので録り直そうとも思いましたが、ここはあえて「サプライズ」の趣旨を優先しそのままで公開いたします。皆様、3月27日無事に開催された池袋演芸場『入船亭一門会』のお客席にお座りのつもりで、お聴きくださいませ。
さあ、出囃子が聴こえてまいりました。
満を持して登場するのは…。

「師匠の芸が好きなんです。弟子にしてください!」
伊東出身の落語少年のひたむきさが、まだアパート住まいでそんな身体じゃないと迷っていた扇橋の心を動かした。
入門叶って以来、芸ひとすじ(お酒とカラオケを除く)。
「九代目扇橋の筆頭弟子」の看板が、紫綬褒章とともに光り輝く

写真撮影:横井洋司 落語協会ホームページより転載
入船亭扇遊。
このメッセージは、扇蔵さんが師匠宅へ行った時スマホで録音したもの。世代を感じさせる冒頭の言葉をじっくり聴いていただこうと、出囃子の効果音無しでお届けします。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ドロドロドロドロ、デテケデテケテンデンバラバラ、ありがとーうございます…。
外出できなくても、落語は聴ける
3回に分けてお届けした入船亭一門からのご挨拶、お開きまでお付き合いいただきましてまことにありがとうございます。寄席・会の休止で物足りない思いをなさっている皆様の胸に、少しでも手前どもの言葉が届きましたらこれにすぐる喜びはございません。
今回のうちの一門の企画より前から、上方の若手噺家や三遊亭圓丈師一門の人たちが積極的に高座のライブ配信を展開しています。
三遊亭白鳥さんも、寄席が休みで手持ちぶさたな人聴いてくださいと珍しい音源をwebで公開しているとか。あの白鳥さんが無料で聴かせてくれるなんて、滅多にないこと
この機を逃す手はありません。ぜひチェックしてみられてはいかがでしょう。
![[exclamation]](https://blog.seesaa.jp/images_e/158.gif)
寄席が再開しても、ご高齢や持病がおありで足を運ぶのがためらわれる・テレワークで仕事をしているのに落語会に行くのは気が引ける…という方々。
昔の音源だけではなく、噺家たちが今の高座をお届けしようと頑張っております。
在宅ワークならぬ在宅落語もうまく活用しつつ、お客様方も私どもも世の中が平常運転になるまでの期間を明るく前向きで乗り切りましょう![[exclamation×2]](https://blog.seesaa.jp/images_e/160.gif)
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入船亭扇治
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